Kicadで元々のライブラリに3Dモデルがない時に新しく追加する方法です。
USB_Micro-B_Wuerth_629105150521を例にする
Würth Elektronik製のマイクロUSBです。自分はkicad v5.1.9を使ってますが、このバージョンでは、シンボルとフットプリントは既にライブラリとして、登録されてます。
が、3Dモデルはありません。こんな感じで、3D表示しても、なにもでません。これやだ、つまんない!
DigiKeyで3Dモデルをゲットする
Digikeyは部品によっては、データシートの他に、CADモデルを公開していることがあります。今回のUSBコネクタだと、igesとstep形式がありました。
kicadは3Dモデルとして、VRML(*.wrl)、STEP(*.stp)が対応しているようなので、*.stpのフファイルをクリックして、ダウンロードします。
KiCadから読み込む
フットプリントエディタから編集->フットプリントプロパティをクリック。
下のウィンドウ画面から3D設定のタブをクリックして、パスにさっきゲットしたファイルを指定します。
うまく読み込みができると、下のようにモデルが表示されるので、OKを押します。
3Dビューワーで確認すると、モデルによっては、こんな具合に位置がずれている場合があります。下は、180度ずれてますね。
そんな時は、さっきのインポート画面の左にある数値をいじくることで、位置調整ができます。
調整後が下になります。いい感じになりました。
最後に上書きで終了ですが、ライブラリの保存フォルダが書き込み禁止になっていると、エラーが出ます。そん時は、該当のフォルダをフルコントロールにするなり、設定変更しましょう。
あと、すでにPCBレイアウトエディタで3Dモデルを追加したパーツを使用していると、手動でライブラリを更新する必要があります。画面からフットプリントを選択して、右クリックして、プロパティで、下のウィンドウから更新ボタンをクリックすることで、ライブラリがリロードされます。
こんな感じで、無事、3Dが表示されました。下の絵は、適当に作ったESP32モドキです。そっくりでしょ?
🙌import 3D !