自動配線ツール(Freerouting)を使用してみた

1.概要

電子回路が複雑になるほどプリント基板に配線する工数が膨大になり時間がかかるので、
フリーソフトの自動配線ツール(Freerouting)を使用して時間短縮します。

2.Freeroutingインストール手順

① 以下からFreeroutingのインストーラをダウンロードできます。
FreeroutingインストーラURL
https://freerouting.mihosoft.eu/

② windows10の場合は赤枠のボタンを選択して以下インストーラをデスクトップ上に保存します。
  ・freerouting-1.4.4-windows-x64.msi

③ Freeroutingに以下のJavaランタイムが必要なため、入っていない場合は以下からダウンロードしてインストールしておきます。
・Java SE Runtime Environment 8
https://www.oracle.com/java/technologies/javase-jre8-downloads.html

④ デスクトップ上のFreeroutingインストーラを起動します。

⑤ チェックをしてInstallをクリックします。
  ⇒インストールが開始されます。

⑦ インストール完了
  ⇒Finishをクリックします。

⑧ windows10のメニューにFreeroutingが登録されます。

3.Freerouting使用手順

KiCADで作成したプリント基板の配線を自動配線ツール(Freerouting)で行う手順を示します。
① KiCADのPCBレイアウトエディタで配線し易いように部品を配置しておきます。

② Freeroutingで読み込める様に ファイル(F) ⇒ エクスポート(x) ⇒ Specctra DSN(p)… を選択して保存します。

③ windows10のメニューからFreeroutingを起動します。
  ⇒Freeroutingが表示されます。
  ⇒Open Your Own Designをクリックします。

④ KiCADでエクスポートしたファイル(.dsn)を選択します。
  ⇒FreeroutingのBoard Layoutが表示されます。
  ⇒Autorouterをクリックします。
  ⇒自動配線が開始されます。

⑤ エラーが無ければ以下の様に自動配線が完了します。

⑥ 自動配線結果をKiCADにエクスポートします。
  ⇒File ⇒ Export Specctra Session File ⇒ はい(Y) を選択します。
  ⇒KiCADでエクスポートしたファイル(.dsn)と同じフォルダに拡張子が(.ses)ファイルが生成されます。

⑦ KiCADのPCBレイアウトエディタでファイル(F) ⇒ インポート(I) ⇒ Specctra セッション(s)… を選択して拡張子が(.ses)のファイルを読み込みます。

⑧ 自動配線が完了しました。

以上です。簡単でした。自動配線ばんざい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Social Share Buttons and Icons powered by Ultimatelysocial